●はたして触覚で物を見ることができるのか?


古代の原始的な生き物の目は明るさと暗さを見分けられる程度の点のような器官だったそうです
現在いる虫の複眼は小さな受光器官がたくさんならんで複眼になっているそうです。
トンボの目を見たことがあるでしょうか?
トンボの球形の複眼を近くで見ると目玉のように黒い部分が真ん中に見えますが、そこが光を感じている部分です。
ようするに明るさと暗さを見分けられる点の器官が沢山集まった結果、平面が見えるようになって、複眼を構成しているだろうと考えられます。
そこで、昔の明るさと暗さだけの点でしか見れない生物は世界をどのように見ていたのでしょうか、
かつての生き物が原始的でミミズのような体で、皮膚のあちこちに光を感じる点を持っていたと考えると、
想像するに原始的な生物は皮膚の感覚の延長線上で見ていたんだろうと思います。
なら、現在の昆虫はどのように世界を見ているのだろうか?と考えると、皮膚の感覚の延長線上で見ていると考えられなくもありません。

そこで、我々人間も皮膚の感覚で世界を見ることができるのか?という疑問がわいてきます。
体に受光センサと刺激装置を組み合わせた人工的な受光器官を多数張り付けて実験するべきなのでしょうが、
そんな設備も資金も時間もありません。

まずは今、できる実験として、スマートフォンの画面に絵を描いて、その線の上に指を滑らせるとバイブレーションと音が鳴るアプリを作って見ました。

Android向けアプリ ふれてみる



画面に単純な絵を描いて、一番下の”触れてみる”のボタンを押すと、とりあえず絵にふれることができます。
指を滑らせて、線の上に来たら音とブルブル振動します。
これで、指の感覚だけで絵を認識できることができるのか?が問題です。
今の所、私にはわかりません。
訓練しだいで理解できるようになるのか?、しばらく使ってみたいと思います。

2017/02/17 作成
2017/03/05 更新


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