○タイマー(スイッチを一瞬入れると少しの時間ONになる)回路を作る
■まずはスイッチングに使うFET
偶然手元にあったN型MOSFETとやらを使おうと思います
N型MOSFETの内部構造はこんな感じです
■動作原理
ゲートにプラスの電圧を加えると、P型シリコンのプラスの正孔が反発して押し出されマイナスの電子が引き付けられて集まってきます
それによりゲートの下がマイナスのN型に変化してソース・ドレイン間がつながります。
MOSFETは電圧で動作します、しかもゲートが絶縁されてて電圧がもれないんです
だから、ゲートの動きがなければ(一定の状態のままなら)ゲートの電気はまったく消費されないのです。
ゲートの配線をなくして電圧だけゲートにたまるようにすると記憶素子になります。
いわゆるフラッシュメモリですね。
■まずは動きを考える
スイッチON時にコンデンサーに電気をチャージしてその電気をFETのゲートに流してやればONになるんじゃないかと思いつつ、
コンデンサーの電気を少しずつ放電すればそのうちOFFになるだろうし、
しかし、時間は不正確で抵抗値やコンデンサの容量の試行錯誤が必要だろうな。
ただし、いいのか悪いのかFETひとつだとOFFに切り替わるときにスパッと切り替わらずに徐々にOFFになっていく。
■回路図
だいたいテキトウに考えた回路図です
抵抗は2MΩ、電解コンデンサーは10μF、FETは2SK2232
2SK2232の端子の向き
パッケージによっていろいろ変わるから違うトランジスタの場合は調べましょう。
空中配線で作るとこんな感じかな
実際に作ってみた
3Vを接続してスイッチを一度押すと10秒ほど点灯していました。
ON時間は抵抗値をもっと大きくして調整してください。
OFFになるときはゆっくり暗くなるからライトみたいです。
スイッチ部分にNaPiOnというモーションセンサ(焦電型赤外線センサ)を取り付けてみた
そうしたら人が近づいたらあかりがつくセンサーライトみたいなのができました。
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